長年住み続けた家も劣化が気になり、そろそろ屋根をリフォームしたほうが良いのかも?と感じる人もいるのではないでしょうか。
屋根リフォームには、大きく分けて3つの種類があります。
葺き替え
葺き替えは現在の屋根材を取り外して新しい屋根材を取り付ける工事です。
築年数が30年以上経っていたり、雨漏りがひどい場合などに適したリフォームです。
屋根リフォームの中でも大規模な工事なので費用の相場は約80~140万円と高めですが、屋根のトラブル・劣化を根本的に改善できるので長年屋根の劣化に悩む方におすすめのリフォームです。
工事の期間は10~18日ほどかかり長いのがデメリットですが、耐久性の高い屋根材に変えればそこからまた長持ちするので、費用・時間に余裕のある方は検討してください。
カバー工法(重ね葺き)
カバー工法は現在の屋根の上から重ねて新しい屋根材を取り付ける工事です。
費用は約80~120万円、工事期間は1週間程度と葺き替えよりもコスト面や工事期間が抑えられるので、リフォームの中でも1番一般的のものとされています。
雨漏りほど大きな問題はありませんが、屋根の劣化が気になってきたという方におすすめの方法です。
屋根が重くなるので耐震性能が下がってしまうのがデメリットですが、二重屋根になるという面では断熱性が増したり、雨漏りの心配が少なくなるのがメリットでもあります。
塗装
塗装は屋根材に新しく塗装していく工事です。
塗装が剥がれてきたり、防水性が落ちてきたと感じた際に適した方法です。
同じ色に塗り替えることはもちろん、新しい色に塗り替えて心機一転イメージを変えることもできます。
費用は約30~80万円と安めで、工事期間は2週間程度になります。
雨漏りの予防にもなりますし費用も抑えられるので、まだ屋根にそこまで問題がない際におすすめです。
ただし早いと7年に一度ぐらいの頻度で塗り替えないといけないのがデメリットではあります。
部分補修
一般的な屋根塗装は大掛かりなリフォームですが、棟板金交換や瓦の交換など部分的に補修してくれるリフォーム工事もあります。
3つのリフォームより圧倒的に費用も工事期間も抑えられるのが魅力ですが、繰り返し工事が必要になってしまう場合もあるので気を付けましょう。
最後に
100万円前後の大掛かりな屋根リフォームから部分的に補修できるリフォームまで様々な種類があります。
今の家に必要なのはどの種類なのかしっかり見極めて、失敗のないリフォームを行いましょう。